「TEACCHプログラムに学ぶ自閉症・発達障害への支援」
～発達障害のまま安心して学び、幸福に働き、健康に生きる～

お誘いのご挨拶

自閉症・発達障害の子どもや人々とふれ合って40数年になります。長い歳月、試行錯誤の時代が続きました。絶対受容という心理学的アプローチや、学習理論を背景にした行動療法をはじめ統合教育の発展に精を出すなど、さまざまに努力をしてきました。しかし、それらのいずれにも、安心や納得のできる成果は実感できませんでした。

いわば絶望的ともいえる八方塞がりの時代を経て、30年前（1982）にTEACCHプログラムに出会いました。衝撃的でした。自閉症スぺクラムは治療的に治すものではなくて、そのままで安心して学ぶことや働くことができる環境を私たちの方が用意するというのTEACCHの哲学でした。その原理を実践するための方策に、視覚的構造化などのアイデアがあります。以来私は、迷いや不安を抱くことなく、自閉症スペクトラムの人々や家族の人々に接することができています。

ノースカロライナを訪問した人々はみんな、同州の発達障害の子どもや人々が、おだやかに幸せそうに日々を学び働いていることを知っています。保護者や家族が、一様におだやかに日々の生活を送っていることの真実を含めて、できるだけ広い視野を持って講義をしたいと思います。私自身の、自閉症スペクトラムの人々への仕事の、総決算とも思えるお話をしたいと思います。

また、今回は最近のTEACCHの状況に大変お詳しい梅永雄二先生にもお話していただきます。

佐々木正美　（川崎医療福祉大学・ぶどうの木）

日時・場所

2013年 4月20日（土） 21日（日） ・全電通ホール(東京都千代田区神田駿河台3-6）

受講料

22,000円/ 2日間

2名様以上でのお申込み　お一人様　21,000円
5名様以上でのお申込み　お一人様　20,000円

★特別支援教育士(S.E.N.S)/特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S.SV)
資格更新【２ポイント】認定

講師

• 佐々木 正美先生（川崎医療福祉大学医療福祉学部 特任教授・　ノースカロライナ大学医学部精神科TEACCH部 臨床教授）
• 梅永 雄二先生（宇都宮大学教育学部 教授）